2022/11/26 03:07


「...しかし、それだけがビーズではない。あらゆるものをつなぐことで、独自の美の世界がつくりだされていることに気づく。…」


ビーズというと、ガラスやプラスチックでできたものを想像する方も多いのではないでしょうか。

しかし、部材に穴をあけると、それはたちまちビーズになります。


真珠は貝から取り出された状態から丸く、多彩な輝きを放っています。

人間が手を加えて成形や研磨をせずとも、穴をあけるだけで、たちまちビーズとなります。

自然界にはそういった素材は他にもあるかもしれませんが、真珠の魅力は有逸無二の彼ら自身のものです。


採れる母貝の育つ環境により、真珠や淡水パールと呼ばれます。貝の中で時間をかけて、自然に生まれた点で言えば、どんな貝にも産み出す可能性があります。


CACICOで現在使用しているものは、淡水パールです。淡水パールとは本真珠の一種のことで、淡水に生息するイシガイ科のイケチョウガイなどの二枚貝を母貝とします。

3-7年と、永い年月をかけてつくられることで真珠層が厚くなり、比較的汗に強い素材になります。



自然が生み出した美しい素材と、それに人類が穴をあけ繋げることで生まれるビーズの世界…

その世界に魅了され、何処までも追いかけて行きたくなります


今日はこの辺でおしゃべりをやめます。。。

ご清聴ありがとうございました。


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CACICO